2012年9月27日木曜日

CentOS 6.3にZenoss Core 4.2.0をインストールしてみる

自動スクリプト利用版です。
インストールマニュアルに載っている方法を利用します。

1.CentOS 6.3(x86_64)のインストール

 ベースとかでCentOS 6.3をインストールして、postfixがインス
 トールされていると、依存関係でmysql-libsがインストールされ
 てしまっていて、自動インストールでインストールするMySQL 5.5
 のライブラリと競合してしまうのでアンインストール。

  # rpm -e --nodeps mysql-libs

2.自動インストーラのダウンロードと実行

  # wget --no-check-certificate https://raw.github.com/zenoss/core-autodeploy/master/core-autodeploy-4.2.sh
  # chmod +x core-autodeploy-4.2.sh
  # ./core-autodeploy-4.2.sh
  ※ 基本的にこのスクリプトの中身の順序で実行すれば手動でも可

3.MySQL-shared-compatのインストール

 アンインストールしてしまったmysql-libsの代わりに、インスト
 ールされたMySQLのバージョンに合わせてダウンロードしてイン
 ストールする

  # yum localinstall MySQL-shared-compat-5.5.27-1.el6.x86_64.rpm

4.初期設定

  ウェブブラウザで、

   http://IPアドレス:8080/

  にアクセス。
  adminのパスワードと自分のアカウント作成を実施。
  その後、すぐに監視対象を追加しないなら追加やディスカバリ
  はスキップして初期設定終了。

5.net-snmpの設定

  デフォルトで監視対象に登録されるlocalhostが、SNMPでサー
  バの情報を取得するよう設定されているが、net-snmpのデフォ
  ルト設定では、監視に必要な情報が取得できないので、取得で
  きるように、/etc/snmp/snmpd.confを修正する。

  セキュリティを気にしないなら、最後に、

   view systemview included .1

  と一行書く。
  ※ 本当は必要なところからのみアクセスできるようにすること。

6.OS毎再起動

  Web画面から再度SNMPの値の再取得を強制的に行わせる方法が
  みつからなかったのでOS毎再起動を実施。


手順もれがあるかもしれないので、あったら後で修正します。

2012年9月26日水曜日

PHP 5.4でZabbixが文字化け?

Twitterでつぶやいていた人がいらっしゃったので確認してみた。

自分でPHPをconfigureからやってもいいのですが、他人に詳細を説
明するのが面倒なので、標準で5.4が利用できるFedora 17を選択。
Zabbixのバージョンは、2.0.2を利用。

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結論:
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 全く問題なくメニューやグラフにも日本語が表示できる。

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障害原因の予測:
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・必要なPHPのライブラリがインストールされていない。

 MySQLを利用しているなら、

  # yum install php-bcmath php-gd php-mbstring php-xml php-common php-pdo php-mysql

 とインストールしておけばOK。
 独自にPHPをconfigureから実施したのであれば、何らかの引数が
 不足していると思われる。

・日本語表示可能なフォントが配置及び設定されていない。

 ZabbixのPHPファイル群を配置したfontsディレクトリに、日本語
 が表示可能なTureTypeフォントを配置して、

  include/defines.inc.php

 内の「ZBX_GRAPH_FONT_NAME」「ZBX_FONT_NAME」に配置したフォ
 ントの拡張子を除いた文字列を設定する。

 Fedora 17なら、vlgothic-p-fontsというパッケージに含まれる
 「/usr/share/fonts/vlgothic/VL-PGothic-Regular.ttf」を利用
 して、先ほどの変数には「VL-PGothic-Regular」を指定するとい
 い感じに表示してくれる。