Zabbix 1.8.3がリリースされましたね。
http://www.zabbix.com/rn1.8.3.php
RC版からちょこちょこ検証していたので、今回は1.8.3正式後、すぐにRPMを作成して検証環境に導入してみました。
あまり細かな検証ができる環境ではなかったのですが、特に問題が無さそうだったので、一部の監視環境を1.8.2から1.8.3に更新してみました。
大きな改善点としては、以下のものが挙げられるでしょう。
●Webインターフェイスでどの画面を開いていてもアラートが通知される
●アラートのサウンドを障害のレベルに合わせて変更できる
●設定時、ホストとテンプレートがメニューレベルで分離されアクセスしやすい
●マップ作成時、自動整列できる
●各所の日付や時刻の表示形式が日本人になじみの書式に近づいた
(多くの箇所でカスタマイズ可になった)
●グラフのトリガーの閾値ラインが強調される
新機能も追加され、それらの概要に関しては、以下のURLをご確認下さい。
http://www.zabbix.com/documentation/1.8/manual/about/what_s_new_1.8.3
あと、以前書いた「大量に送受信を行うネットワークのnet.if.in[]やnet.if.out[]の値がある程度以上超えるとzabbix-server側で保存しなくなります。」という問題に関しては改善されていて、iSCSIで多くの通信量が発生するネットワークの利用状況を把握できるようになりました。
よかったよかった。
2010年8月14日土曜日
Zenoss Core 3.0をCentOS 5.5にインストール
Pandoraと比べたら、こちらは簡単。
手順は、以下の通り。
1.必要なパッケージを事前にインストール
yum -y install mysql-server net-snmp net-snmp-utils gmp libgomp libgcj liberation-fonts
2.MySQLを起動
MySQLのrootのパスワードを一時的に空にしておく。
3.パッケージのインストール
rpm -ivh zenoss-3.0.1.el5.x86_64.rpm
4.zenossの起動
service zenoss start
5.ZenPacksのインストール
rpm -ivh zenoss-core-zenpacks-3.0.1.el5.x86_64.rpm
6.WebUIへの接続
http://IPアドレス:8080/
管理者のパスワードと別のアカウントのアカウント名とパスワードなどを入力。
その後、とりあえずホストは登録せずにUIへ。
注意点:
/etc/hostsファイル内のlocalhostと通常のFQDNのホスト名との対応を分けて設定すること。
あとは、さらに監視対象の登録や項目の変更なのですが、PandoraもZenossもユーザビリティが悪いので、マニュアル見ないと設定できません。
暇をみて調べてみようとは思いますが、このあたりはZabbixの方がはるかに優れてますね。
とはいえ、ZenPacksに色々気になるのが入ってる~。AWSとかXenとか。
このへんの中身は別途参考になるかも。
手順は、以下の通り。
1.必要なパッケージを事前にインストール
yum -y install mysql-server net-snmp net-snmp-utils gmp libgomp libgcj liberation-fonts
2.MySQLを起動
MySQLのrootのパスワードを一時的に空にしておく。
3.パッケージのインストール
rpm -ivh zenoss-3.0.1.el5.x86_64.rpm
4.zenossの起動
service zenoss start
5.ZenPacksのインストール
rpm -ivh zenoss-core-zenpacks-3.0.1.el5.x86_64.rpm
6.WebUIへの接続
http://IPアドレス:8080/
管理者のパスワードと別のアカウントのアカウント名とパスワードなどを入力。
その後、とりあえずホストは登録せずにUIへ。
注意点:
/etc/hostsファイル内のlocalhostと通常のFQDNのホスト名との対応を分けて設定すること。
あとは、さらに監視対象の登録や項目の変更なのですが、PandoraもZenossもユーザビリティが悪いので、マニュアル見ないと設定できません。
暇をみて調べてみようとは思いますが、このあたりはZabbixの方がはるかに優れてますね。
とはいえ、ZenPacksに色々気になるのが入ってる~。AWSとかXenとか。
このへんの中身は別途参考になるかも。
Pandora FMS 3.1をCentOS 5.5へインストール
Pandora FMSを利用した運用監視サービスをするというニュースを見て、使ってみたことがなかったので、インストールしてみました。
本家は↓です。
http://pandorafms.org/
サイト上は、CentOS/RedHatのRPMも公開したと書かれていますが、以下のURLにある「RPM (RHEL5, CentOS5, Fedora11)」と「依存ファイルとその他ツール (linux)」の両方にあるCentOS/RedHat用のRPM全てを利用してもインストールできないのでご注意ください。
http://pandorafms.org/index.php?sec=project&sec2=downloads&lng=jp
具体的には、
●標準のリポジトリやrpmforgeから以下のパッケージのインストールが必要
標準:
perl-HTML-Parser
net-snmp-utils
rpmforge:
perl-IO-Interface-1.05-1.el5.rf.x86_64.rpm
perl-Mail-Sendmail-0.79-1.2.el5.rf.noarch.rpm
perl-NetAddr-IP-4.027-1.el5.rf.x86_64.rpm
xprobe2-0.3-1.el5.rf.x86_64.rpm
graphviz-2.22.0-4.el5.rf.x86_64.rpm
●標準のRPMと一部のファイルが競合しているパッケージがある
php-pear-xml_rpc-1.5.3-0.rhel5.noarch.rpm
●一部、PHP 5.2以降にしかない関数を利用している
です。
2番目の競合は、無理やり上書きでRPMをインストールしました。
3番目は、CentOS 5標準のPHP 5.1でも動くよう、htmlentities()を呼び出している部分の引数を変更したり、json_encode()を探して対応しました。
今回は、1台のサーバに「Server」「Agent」「Console」全てをインストールしました。
インストールの手順の流れは以下の通りです。
1.必要なRPMを事前にインストール
2.エージェントのインストール
rpm -ivh pandorafms_agent_unix-3.1-1.rhel5.noarch.rpm
3.サーバのインストール
rpm -ivh pandorafms_server-3.1-1.rhel5.noarch.rpm
4.コンソールのインストール
rpm -ivh pandorafms_console-3.1-2.rhel5.noarch.rpm
インストール後に、PHP 5.1用の修正を行う。
5.MySQLの起動
必要に応じて/etc/my.cnfを設定後MySQLを起動して、DB上のrootユーザのパスワードを設定する。
service mysqld start
mysqladmin -uroot password パスワード
6.Webサーバの起動
service httpd start
7.初期設定用URLにアクセス
ライセンスの確認したりDB接続用のアカウントやパスワードの設定する。
途中PHPが5.1であることに警告が表示されるが強制的にインストールを選択する。
http://IPアドレス/pandora_console/install.php
設定が終わると、サーバに設定するパスワードが表示されるのでメモしておく。
8.サーバの設定
/etc/pandora/pandora_server.conf内のdbpassを先ほど表示されたパスワードに変更する。
9.サーバを起動
service pandora_server start
service tentacle_serverd start
10.エージェントの起動
service pandora_agent_daemon start
ということで、RPMの依存関係がちゃんと設定されていなかったり、標準では対応していない関数を利用していたり、手でソースを直さないとCentOS 5では動かないのでご注意を。
本家は↓です。
http://pandorafms.org/
サイト上は、CentOS/RedHatのRPMも公開したと書かれていますが、以下のURLにある「RPM (RHEL5, CentOS5, Fedora11)」と「依存ファイルとその他ツール (linux)」の両方にあるCentOS/RedHat用のRPM全てを利用してもインストールできないのでご注意ください。
http://pandorafms.org/index.php?sec=project&sec2=downloads&lng=jp
具体的には、
●標準のリポジトリやrpmforgeから以下のパッケージのインストールが必要
標準:
perl-HTML-Parser
net-snmp-utils
rpmforge:
perl-IO-Interface-1.05-1.el5.rf.x86_64.rpm
perl-Mail-Sendmail-0.79-1.2.el5.rf.noarch.rpm
perl-NetAddr-IP-4.027-1.el5.rf.x86_64.rpm
xprobe2-0.3-1.el5.rf.x86_64.rpm
graphviz-2.22.0-4.el5.rf.x86_64.rpm
●標準のRPMと一部のファイルが競合しているパッケージがある
php-pear-xml_rpc-1.5.3-0.rhel5.noarch.rpm
●一部、PHP 5.2以降にしかない関数を利用している
です。
2番目の競合は、無理やり上書きでRPMをインストールしました。
3番目は、CentOS 5標準のPHP 5.1でも動くよう、htmlentities()を呼び出している部分の引数を変更したり、json_encode()を探して対応しました。
今回は、1台のサーバに「Server」「Agent」「Console」全てをインストールしました。
インストールの手順の流れは以下の通りです。
1.必要なRPMを事前にインストール
2.エージェントのインストール
rpm -ivh pandorafms_agent_unix-3.1-1.rhel5.noarch.rpm
3.サーバのインストール
rpm -ivh pandorafms_server-3.1-1.rhel5.noarch.rpm
4.コンソールのインストール
rpm -ivh pandorafms_console-3.1-2.rhel5.noarch.rpm
インストール後に、PHP 5.1用の修正を行う。
5.MySQLの起動
必要に応じて/etc/my.cnfを設定後MySQLを起動して、DB上のrootユーザのパスワードを設定する。
service mysqld start
mysqladmin -uroot password パスワード
6.Webサーバの起動
service httpd start
7.初期設定用URLにアクセス
ライセンスの確認したりDB接続用のアカウントやパスワードの設定する。
途中PHPが5.1であることに警告が表示されるが強制的にインストールを選択する。
http://IPアドレス/pandora_console/install.php
設定が終わると、サーバに設定するパスワードが表示されるのでメモしておく。
8.サーバの設定
/etc/pandora/pandora_server.conf内のdbpassを先ほど表示されたパスワードに変更する。
9.サーバを起動
service pandora_server start
service tentacle_serverd start
10.エージェントの起動
service pandora_agent_daemon start
ということで、RPMの依存関係がちゃんと設定されていなかったり、標準では対応していない関数を利用していたり、手でソースを直さないとCentOS 5では動かないのでご注意を。
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